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2009年4月15日 (水)

「散る桜 残る桜も 散る桜」

そろそろ桜も散り始めた感がありますが、どちらかというと、桜には華やかなイメージよりも、やがて散っていくという姿に惹かれるものがあるように感じます。

ちょっと前の話になりますけど、「男たちの大和 YAMATO」の一場面にこんなのが有りました。
沖縄へ向かう直前に、呉の港へ上陸したときに、病室の内田二兵曹を見舞った森脇二主曹が
「散る桜 残る桜も 散る桜」
と口にする、バックには桜吹雪……
自らは死に向かい、生きよ、と友を思う男…
何ともいえない重い言葉として胸に残っています。

この歌は、良覚の辞世の句だとも伝えられています。特攻隊を語るとき、必ず言われる言葉とも言われています。死んでゆく兵士、見送る兵士、皆最後は戦死してしまうという悲しい意味です。
仏教では「死」ということを、無常観ということを語られますが、仏教で教えられるから「死」があるのではなく、無常なのでもなく、仏教を知らずとも、「死」や「無常」ということは、避けて通れない厳粛な事実です。
日本人が、桜に惹かれる、というのは、桜の持つ儚さに自分の心や人生を重ね合わせて、口には出せないけれども何か、趣のある、そして大切な事を感じさせてくれるもの、という心の奥底からのものなのかなあ、と思いました。

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