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2009年2月27日 (金)

「納棺夫日記」人気 富山県内、売り切れ続出

富山県からアカデミー賞が出た、ということで、話題沸騰の「おくりびと」ですが、その原作となった「納棺夫日記」が人気で富山県内でも売り切れ続出しているそうです。

北日本新聞からです。
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映画「おくりびと」の原点となった「納棺夫日記」。文庫は県内の書店で品薄状態になっている=富山市総曲輪の清明堂書店

アカデミー賞で外国語映画賞に輝いた映画「おくりびと」に影響を与えた富山市の作家、青木新門さんの著書「納棺夫日記」が、県内の書店で爆発的に売れている。値ごろな文庫本は売り切れ続出の人気ぶりで、発行元は九万部の増刷を決めた。

「納棺夫日記」は青木さんが冠婚葬祭会社で約十年間、納棺師として三千体の遺体と向き合った体験を基にしている。平成五年に富山市の桂書房から出版し、八年に文藝春秋が文庫化した。深く感銘を受けた俳優の本木雅弘さんが映画化を発案した。昨年九月、映画が公開されると、本の人気にも火が付いた。刊行から十二年かけて八万部売れた文春文庫版は、公開後、わずか五カ月で七万部を販売。受賞を受けて、さらに九万部の増刷が決まった。桂書房の単行本も、累計三万部のロングセラーを更新中。小学館が映画をノベライズした文庫の「おくりびと」も売れ行き好調という。

「納棺夫日記」の「蛆(うじ)も生命なのだ。そう思うと蛆たちが光って見えた」という一節が本木さんを感動させたように、同作は深い宗教観に根差した美しい文章でつづられている。二十四日は文庫が売り切れる書店が続出し、六十冊を新たに発注したという清明堂書店総曲輪本店(富山市総曲輪)の桑原真喜子店長は「この名作が、さらに多くの人に読まれるのはうれしい」と話していた。
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アメリカでも英訳出版されるなど、注目になっているみたいですね。オークスで働いた経験などを通して書かれている本だそうですが、これからも注目を集めそうですね。

死生観。あまりなじみのない言葉ですが、「おくりびと」も、やがては「おくられびと」となります。
やがて死すべき運命にありながら、人はなぜ生きねばならないのか?もっとも人間らしい心を取り戻すのは、死、とりわけ、身近な人との死に触れた時、と言われます。そこから、自分の死を思わずにおれないからでしょう。

私も、3年ほど前になりますが、納棺の手伝いをしたことがありました。祖父の死でした。本当に、それまでの思い出とか、言いたくて言えなかった事、聞きたくてもっと聞きたかった事、いろいろな思いが巡りました。おじいちゃんは死んで悔い無し、だったんだろうか……?死ぬときに、いわば人生の終着点で、初めて、その人の人生がどうであったか、が決まると思います。野球でもサッカーでも、途中まで勝っていても、最後、サヨナラ負け、ロスタイムで逆転負けとなれば、ゲームが良かった、とは納得できないでしょう。

おくりびと、日本に根ざす、最も取り扱わなければならない問題に真っ正面から向き合う、そんなきっかけになる映画ではないかと思いました。

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