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2009年1月16日 (金)

戦場にも似た世を、人は生きている

新聞の整理をしていたときに、ふと目にとまりました。昨年年5月28日付、読売新聞の編集手帳の本文です。

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名探偵、明智小五郎の初登場は江戸川乱歩「D坂の殺人事件」で、1925年(大正14年)のことである。古き東京を灰に変えた関東大震災の翌々年にあたる
◆「私立探偵が職業として成立するのは関東大震災後、東京が都市社会化し、隣りに誰が住んでいるか分からないという匿名性が生まれてからだろう…」。評論家の川本三郎さんが「ミステリと東京」(平凡社)に書いている
◆マンションやアパートで隣人の名前さえ知らぬこともままある当節、匿名性は大正期の比ではあるまい。神のごとき名探偵の明察を持ってしても、会釈程度のつきあいしかない隣人に潜む邪悪な心を誰が読み取れよう
◆東京都江東区のマンションで会社員の女性(23)が行方不明になった事件からも、都市のもつ匿名性が浮かび上がる。同じ階で二つ隣に住む男(33)が包丁で刺したことを認め、男の部屋で女性の血痕が確認された
◆日が暮れて、ほんとうならば警戒心や観察眼のスイッチを切ることのできる安らぎの巣にたどり着いてからも、探偵の険しい目を周囲に光らせていなくてはならない。戦場にも似た世を、人は生きている。
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今年に入り、秋葉原・土浦の無差別殺人事件、宝くじ殺人等、物騒な事件が相次いで発生しています。

また、上の記事にもあるように、マンションなど、安心できるはずの場所にたどり着いても、二つ隣の部屋に住む人に包丁で刺される事件が起き、不安が残ります。更に、宅配便の格好をした人が突然刺してくるなど、いつ何が起きるかわからない世の中になってきていると思われます。

記事の最後に、「戦場にも似た世を、人は生きている」とありますが、いつ何が起きるかわからない、不安な世の中を生きているのが私たちです。日々報道されるニュースや記事などは、決して人ごとではなく、明日は我が身かも知れません。

だからこそ、一日一日を大切に後悔のないように過ごしていきたいですね。

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