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2008年3月 8日 (土)

ダイヤモンドはいくら?

テレビを見ていると、芸能人が何億円なんて宝石を身につけていることがありますね。

その一方で、博物館などでは、宝石の原石などが、数百円で売られてたりもしています。
素人には、まったくわからない値段の幅の広さです。

そもそも宝石の値段って、どう決まるんでしょうか??

社団法人日本ジュエリー協会発行『ジュエリー用語辞典』の監修者の一人、福本修さんに聞いてみました。

「値段の決め方には、さまざまなケースがあり、本人への取材による自己申告や、鑑定に長けていると番組制作者が判断した専門家に取材した結果の場合もあります」

実は福本さんご自身、テレビ局の取材で、ある宝石を「○億円」と回答したことがあるそうです。

値段の価値基準は、
「鑑定対象となるジュエリーに類似したものが、実際に流通している価格」
といいますが、億単位のものはそうそう流通しているはずもありません。

また、外観上は似ていても、高額なダイヤモンドやルビーは、ほんのわずかな重さや色の違いで、価格に大きな差が出るのだとか。

そこで、鑑定対象ジュエリーに用いられた宝石の価値を個別に判断してから、総合的な価値を鑑定する作業が必要になります。

例えば、1ctのブルーダイヤモンドをメインに用いた指輪に、0.5ctの無色系のダイヤモンド4石が脇石として使用されていた場合、
脇石のほうは普通に流通しているので価値の判断が容易ですが、1ctのブルーダイアモンドはそうではありません。

そこで、クリスティーズやサザビーズといった競売会社で過去に出品された類似した色とサイズのブルーダイヤモンドの落札価格を参考にして判断をすることになるんですよ。

それにしても、数百円の原石と、それらの億単位の宝石とは、どう違うんでしょう?

「宝石の価値の違いは、希少性の違いです」
これは、採掘にかかるコストの違いも大きいのだとか。

「例えばダイヤモンドの採掘は、シベリアの永久凍土はボツワナの砂漠、などダイヤモンドの鉱山は、社会から隔離された所にあり、採掘するためには一つの街を作り上げる必要があり、莫大な資金が必要である」

つまり、いくら磨いたところで、数百円の原石が、高価な宝石に化ける可能性はないということのようです。

テレビにうつる「何億円」というきらびやかな宝石は、単に石の重さ・輝きの違いではなく、それを採掘した人々の苦労の重み、生活の重みを背負っているものでした。

ダイヤモンドは炭素で出来ていることは有名ですが、同じ炭素で出来ている炭はあまり価値のあるものとは言えません。

炭素に大変な高温高圧を掛けることにより、ダイヤモンドは出来ます。
そして、できたダイヤモンドを発掘し、加工する人がいるから、炭とは比べものにならない価値を持つのです。

同じ炭素でできている炭とダイヤモンドでも、環境や出会った人などによって、価値に雲泥の差がでることがわかります。

しかし、それは何もダイヤモンドだけのことではありません。

私たち人間も、出会った人、環境によって大きく変わります。

例えば、受験勉強の時に、いい先生やいい友人、いいライバルなどに巡り合って、一年前の自分には考えられないような大学に合格する話も珍しくありません。

自分が成長する上で、環境というものが非常に大切なものであるということがわかります。

人との出会いを大切にし、良い環境に近づくようにしていきたいですね。

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